三多気の桜

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山村に咲く巨木のヤマザクラ並木。
棚田に映るヤマザクラの景観は、日本の宝。

ただし、行くとなると、交通の不便な場所。
(ツアーなどを利用するのがよろしいかと)

*ホームページ
津市観光協会HP

【見頃】
4月中旬~下旬。

【場所】
津市美杉町三多気

<電車・バス>
・JR伊勢奥津駅からバス(約10分)、『杉平』下車。
・近鉄名張駅からバス(三重交通・奥津行き、60分)、『杉平』下車。
(平日は、朝夕1便だけ)
(桜のシーズンは臨時便も)

<車>
・伊勢自動車道・久居インターから、車で約60分。
・名阪国道・上野インターから、車で約70分。
(駐車場はありますが、混雑します)
(桜の開花中は交通規制があります)


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【概略】
真言宗・真福院の参道、約1500mに約500本のヤマザクラ並木

美しい山村の風景の中に、ヤマザクラが咲き誇ります。
(玄関となる「杉並集落」が標高450m。ゴールとなる「真福院」が標高550m)

とくに、満開のヤマザクラが、水の張った棚田に映る姿は、日本の風景そのもの
(本当はこの時期、棚田に水を張らないのですが、桜の季節だけのサービスです)

シーズンには、桜まつりが行われ、大勢の見物客(2万人)で賑わいます。
ライトアップも行われます。
(名古屋や関西地区から、多数の日帰りツアーが組まれている程)

<桜の名所として>
シーク・ザ・ジパング編集部としては、最高の評価を。
これが「日本の山村」ともいえる景観(古き良き時代の)で、希少価値が高いからです。
(かつては、各地に普通にあった風景なのかもしれませんが、過疎化と高齢化で「村」として維持ができず、消えている風景です)

この「棚田」と「巨木の山桜」がベストマッチングした光景ですが、今後、どこまで維持できるかは…
(22世紀に残したい景観ですが、正直、むずかしい気が)
(枯死した桜や樹勢の落ちた桜もあり、昔と比べて、景観がイマイチという意見も)

<行き方>
三多気は、奈良県との県境に位置する三重県の山村(旧美杉村)です。
現在は、三重県の県庁所在地・津市に(平成の大合併により)。

便利なのは、「日帰りツアー」と「バイク」かと思います。
公共交通機関はバス等の本数がありません。
自家用車は、混雑するうえ、駐車場が限られています。

○公共交通機関
交通の不便の場所で、バスは1日朝夕それぞれ1便だけの状態。
(平日。桜のシーズンは臨時便も)
(公共交通機関だけで行くとなると、事前に相当調べてからでないと、到着できないことになります)
(にもかかわらず、一応、桜のシーズンは公共交通機関で、となっています)

○自家用車
車を使用すれば、それほど不便で無いかもしれませんが、高速降りてから、相当走ることになります。

そのうえ、桜のシーズンは混雑し、駐車場も満車となり、止める場所も無い状態。
(臨時の駐車場を設けてありますが、近年、花見客が増えたような気がします)

どうしても、シーズンの土日に自家用車で行く場合は、朝一番に。
(朝、到着できるよう、出発を調整)
(平日は、なんとか駐車できるかと)

なお、バイク(オートバイ)で行かれる方が多いのも、特徴です。
天気が良ければ、バイクが便利です。
(大阪や名古屋などからのツーリングには、最適かもしれません)

○ツアー
名古屋や関西地区(大阪、神戸、京都)からの花見ツアー(日帰りのバスツアー)が、多数の旅行会社から出ています。

「三多気の桜といちご狩りツアー、7500円」、「大和の隠れ里・本郷の又兵衛桜&三多気の桜、5500円」など…。
日帰りツアーは、5千円~1万円といったところ。

三多気へ花見に出かけるなら、日帰りバスツアーが一番いいような気がします。

なお、東京からも2泊3日(伊勢志摩観光と組み合わせて)のバスツアーがありますが、料金は10万円前後となっています。
(これを利用するなら、朝一番の新幹線で、名古屋に。名古屋発の日帰りバスツアーに参加するほうがいいかも)

<注意>
標高差100m程度の坂道を登ることになります。
歩きやすいお履き物で。

<三多気の桜まつり>
4月中旬の土日に開催されます
地元主体の物産展や餅まきなどが行われます。
まつり開催時には、交通規制が行われます。

(協力:くにゅーニュース

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